福島駅前 軽トラ市

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ふくしま果樹加工考案室 高橋健さん

規格外品アップサイクルの市内トップランナー

ふくしま果樹加工考案室

「ふくしま果樹加工考案室」は、本来廃棄される予定だった規格外の福島市産のフルーツを、独自の素材の味を活かした製法で、再び価値ある商品として届けるアップサイクルの商品づくりに取り組んでいます。

INTERVIEW

ふくしま果樹加工考案室 高橋健さん

話を聞いた人:ふくしま果樹加工考案室 代表 高橋 健さん

家業の旅館を継ごうとUターン、経営課題から農業課題が見えた

代表の高橋健さんは、福島県外で運送業の仕事をしていましたが、5年前に、家業の飯坂温泉の旅館を継ごうと福島市にUターンしてきました。旅館の経営課題などを考える中で、高橋さんは、あることが気になりました。

それは、夕食時に観光客にふるまうドリンクです。

当時、どこでも飲めるアルコールやソフトドリンクを提供していたのです。

「せっかく福島市に来ていただいたのだから、地物を味わってもらえるドリンクを提供したい。」その思いから生まれたのが、国産生姜をベースに、福島市産のフルーツを使った希釈用飲料「コーディアルシロップ」です。

コーディアルシロップは、炭酸水、お酒などをホットでもアイスでもさまざまなドリンクにアレンジが可能なので、経費削減にも繋がります。

また、高橋さんは、同級生たちから「規格外のフルーツをどうにか消費・活用できないか」という相談を頻繁に受けていたそうです。

それなら、本来廃棄される予定だったフルーツを使おうと考えたのが、地産地消のアップサイクル商品づくりのきっかけとなったのです。

その後、高橋さんは、規格外のフルーツをロスさせることなく、再び生まれ変わらせることで、福島市産のフルーツの美味しさを消費者に届けたいと言う思いが強くなり、家業の継承から離れ、6次化商品開発の研究に没頭することになります。

果物そのものの味わい。新感覚「フルーツソース」

ふくしま果樹加工考案室の主力商品である「フルーツソース」は、果肉がたっぷりで、果物本来の美しい艶のある発色が一度見たら忘れられないほど印象的です。

蓋を開けると、果物そのものの爽やかな香りが漂い、大きめの果肉がゴロゴロと入っているので、まるで、果物そのものを味わっているような感覚になります。

180グラムの「いちごフルーツソース」の場合、使用しているいちごの量は、約1パック!
生に近く低糖度で仕上げているためで、果物本来の味に近い贅沢なフルーツソースなのです。これが、高橋さんの「素材の味を活かしたい」「フルーツ本来のおいしさを届けたい」というこだわりの表れです。

1,000回以上試作を重ねてようやく完成

未経験の業界に飛び込んだ高橋さんが、一体どうやって素材の味を活かした製法を取得したのでしょうか。お聞きすると「何度も何度も試作を重ねました。数値を図って、納得のいく商品に仕上がるまで、少なくとも1,000本は試しました。」と。

約5坪の小さな「ふくしま果樹加工考案室」で、高橋さんおひとりで試作に試作を重ねていたのです。

異常気象の多い過酷な気象条件の中で、同級生たちが愛情込めて育てたフルーツ。それを無駄にはしたくないと願う高橋さんの強い思いが原動力となっているのではないでしょうか。

福島市にもっと加工屋が増えて欲しい

霜、ひょうなどの自然災害が増えている昨今「まさに、当工房の出番!」と高橋さん。他のフルーツ王国県では、果樹園の隣に加工屋が併設されているのが一般的だそうですが、福島市内には、ふくしま果樹加工考案室しかありません。

もっと加工屋が福島市内に増えることで、自然災害などによる規格外の福島市産フルーツが廃棄されることなく、再び価値ある商品として消費者の手に届くようになっていって欲しい。と高橋さんは考えています。

1年を通して、フルーツを楽しめるようにしたい

少量多品種の果樹農家さんが増えていること、またフルーツ王国ふくしまとして、通年を通して、フルーツが楽しめるように、商品開発をしていきたい。

軽トラ市でのおすすめ商品

「果汁溢れる果肉ゴロゴロタイプのフルーツソース」

飯坂のフルーツをもっと身近に手軽に多くの人へ届けたい!

美味しいフルーツでつくる当工房の商品をぜひ味わってみてください。商品を通して、直接お客さまの声を聞けることも楽しみにしています。

ふくしま果樹加工考案室

住所:福島市南沢又字上並松2-3(事務所)
お問い合わせ:info-kajyuko@e-mail.jp
メイン商品:フルーツソース(180グラム)/540円~

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