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美味しい果物は良い土から

フルーツランド たかはし果樹園

たかはし果樹園の果物作りは、約100年前に始まりました。養蚕から果樹栽培への転換後、長い年月の中で培われた知恵や技術が、代々受け継がれています。豊かな自然と恵まれた気候と土壌を最大限に活かし、桃・梨・りんごを中心に、甘くて美味しい果物を育てています。

INTERVIEW

話を聞いた人:フルーツランド たかはし果樹園 高橋卓也さん

若き4代目が新たな風を吹きこむ

東京で4年間、果物販売の仕事を経験した卓也さんは、2023年7月に実家へ戻り、果樹園での仕事を本格的にスタートしました。
「将来は実家を継ごう」という思いを胸に、果樹園経営に役立つスキルを身につけるために選んだのが果物販売の仕事。その経験は、今の仕事でも大いに活かされているといいます。
現在は父、賢一さんのもとで果樹作りを基礎から学ぶ日々。「今は仕事を覚えて、毎日をこなすのに精一杯」という卓也さんですが、都会で培った販売ノウハウを、果樹園での新しい挑戦に活かしたいと意気込んでいます。
「自分の人生だから好きに生きてほしい」と両親から言われて育った卓也さんですが、幼いころから果樹園を手伝う中で、自然と果物づくりへの興味が芽生えました。「父の背中を見ているうちに、自分も果物づくりをやっていきたいと思うようになりました」と語る卓也さんは、若さと情熱を武器に、新しい風を吹き込むべく奮闘しています。

美味しい果物は良い土から…

「たかはし果樹園」の果物づくりは、卓也さんの曽祖父から始まり約100年の歴史があります。長い年月をかけて培われてきた知恵と技術を受け継ぎ、試行錯誤を重ねる中で、「良い土を作ることが、健全な木や葉を作り、最終的に健康で美味しい果物を作ることにつながる」と考えるようになりました。
美味しい果物は良い土から…
「たかはし果樹園」では、この信念のもと、土づくりに特に力を入れてきました。「緑肥作物」を導入し、自然の力を循環させる取り組みを続けています。
また、果物づくりにおいては、「木と果物の健康を守るために、人間が必要な手助けをする」、そのバランスを大切にしています。無農薬栽培が理想ではあるものの、果樹は病害虫に弱いため、木の健康を守るためには最低限の農薬を使用しなければなりません。それでも農薬の使用量を抑え、細やかな管理を徹底することで、果物の美味しさと品質を守っています。

りんごの主力品種「サンふじ」

温暖化の影響と果樹園の未来

近年、気候変動による影響は避けられません。就農したばかりの卓也さんですが、すでにその変化を感じているそうです。夏は暑さにより桃の収穫時期が早まり、冬は霜が降りず、りんごの着色や蜜入りがしにくくなるなどの課題が出ています。「気候ばかりはどうにもならないことです。やれることを着実にやって向き合っていくしかありません」と卓也さん。課題解決の道を模索し続けています。

美味しさを直接お届け

「たかはし果樹園」では、収穫した果物を福島市荒井にある直売所で直接販売しています。消費者の声をダイレクトに聞けるからこそ、「味」と「品質」のどちらも妥協しない果物づくりができるのです。最近は、ネット販売や、ふるさと納税などを通じた販売にも力を入れています。カタログ販売やネットストアなどでも紹介され、より多くの消費者に「たかはし果樹園」の果物を届けられるようになりました。
また、卓也さんは、若い世代ならではの感覚を活かし、インスタグラムなどのSNSを通じて果樹園や直売所の魅力を発信するなど、幅広い世代の需要に応える取り組みを始めています。

福島市荒井にある直売所

次世代につなぐ農業

「農業を続けていくには、その時代ごとの課題をクリアし、次の世代へつなぐ必要がある」というのは、父・賢一さんから伝えられた言葉です。舵取りは簡単ではありませんが、卓也さんは、愛情をこめて頑張った分だけ形となって返ってくる果樹づくりに、とてもやりがいを感じているそうです。
果樹づくりを始めたばかりの卓也さんの、今後の挑戦が楽しみです。

オンラインショップでは旬の果物の他、ジュース、ジャムなどの加工品も購入できます。
土からこだわり、心をこめてつくった果物をぜひ味わってみてください。

フルーツランド たかはし果樹園

果樹園
住所:福島県福島市笹谷字上横堀74
電話:024-557-9698
直売所
住所:福島市荒井字地蔵原甲の1
電話:024-593-4673
メイン商品
桃・梨・りんご(贈答用・家庭用各種)、ジュース、ジャムなど

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