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父と息子の絆が育む、桃と共に未来を実らせる

伊桃園~サクランボとリンゴもある桃屋さん~

フルーツ王国ふくしまの中でもトップクラスの桃の産地として知られる福島市飯坂町湯野にあるサクランボとリンゴもある桃屋さん「伊桃園」。親子2代、互いに尊敬し合う父息子が持続可能な農業を目指し、ふくしまプライドと日々新しい挑戦に挑んでいます。

INTERVIEW

会社員からの転身「尊敬する父親と一緒に仕事がしたい」

元々会社員として開発の仕事をしていた伊桃園代表の伊藤由英さん。農家の後を継ぐつもりはなく、親からも継ぐように言われたこともありませんでした。ただ、いつか戻ってくるのかなとは漠然と考えていました。

話しを聞いた人:「伊桃園」代表 伊藤由英さん
話しを聞いた人:「伊桃園」代表 伊藤由英さん

子どもの頃から尊敬する人として、父親をあげていた由英さん。そんな尊敬する父親と一緒に仕事がしたいと、農家に転身します。

由英さんの父 伊藤英世さん
由英さんの父 伊藤英世さん

由英さんは、父英世さんが元々果樹農家ではなかったにもかかわらず、一から勉強し、周りから認められる実力を身に着け、地元の人々からは非常に評判が良いことを知りました。「毎年結果を出すために一から知識を構築している父親は本当にすごいと思う」と尊敬する父親を前に照れながら語りました。

農家となって得た喜び

会社員として開発の仕事に携わってた頃も、商品を目に見える形で作っていました。しかし、自分の子どもたちにその仕事を説明してもなかなか理解されませんでした。それが農家になり、自分が作った果物を子どもたちに食べさせたときに「おいしい」と言ってくれたことが一番嬉しかった瞬間だったと、農家となって得た喜びを語ります。

毎年新しいプロジェクトに挑戦し続ける

就農して今年で5年目。由英さんは、毎年新しいことに挑戦し続けています。1年目は、第三者認証制度であるGAP(Good Agricultural Practices:農業生産工程管理)を取得、2年目以降は、ウェブでの情報発信も開始。さらに、両親も高齢になり世代交代を見据えて、新しい形態でアルバイトを募るなどの人事改革もおこなってきました。

これは、自然災害などが起こった場合に、自分自身で作物を販売する必要性を感じていたことや、後継者不足となり廃業してしまう地元農家のお客さまの受け皿となることができればと考えていたからです。さまざまな農業業界の変化に対応し、農業の発展に貢献することを常に考えて経営をおこなっています。

仕事の進め方は、業界問わず変わらない


会社員から農家に転身してギャップはなかったのでしょうか。由英さんは「農業に関しての専門知識は持っていなかった。しかし、仕事の考え方に関しては、どんな仕事でもあまり変わらないと思う。根本的な流れや基本的な原則は、共通するものがある。」と話します。

果樹園経営においても、品質管理、ライン管理、企業的な考え方が非常に重要です。製品の生産率を向上させ、ロスを最小限に抑えることが鍵。製品率をあげれば、高品質な製品も作ることができるので、それらを高値で売りたいと思うのは当然で、そのような製品を販売する際には、自社で販路を確保することも必要となってきます。企業の成功には、品質管理とライン管理に加えて、効果的な販売戦略も欠かせません。このように、由英さんの会社員としての経験が「伊桃園」の経営や発展に大いに生かされています。

伊桃園のこれから

これまでの5年間は、父を含めて多くの方々から学びながら、経営の基盤を固めてきました。そして、次の5年間はさらに成長発展させるために、新しい試みを追求し、経営を拡大していく予定です。具体的には、次世代の担い手の育成指導や地域農業の振興などに対する助言ができる指導農業士にも挑戦したいと考えています。

また「自分たちの世代の農家は、過去の実績に甘んじているところがある」と、由英さん自身が、福島市にUターン移住かつ異業種から新規就農をして感じています。今後は福島プライドを持ったうえで、技術をしっかりと身につけて更新していくことも大切。そのために、新規就農者の受け入れをして、より良いスキルや考え方を次世代の就農者に伝えていきたいとも考えています。

オリジナル品種「さくや」が今秋デビュー

さて、伊桃園では今秋、由英さんの父英世さんの手掛けた新品種「さくや」がいよいよデビューします。5年ほど前から調査を重ねてきました。他品種と比べて「大きくて、硬くて、甘い。糖度もピカイチ!」と由英さん。

伊桃園オリジナル新品種「さくや」

収穫が始まるのは9月の中旬から下旬になる予定で、道の駅ふくしまとオンラインストア「食べチョク」で手に入れることができます。
「フルーツ王国ふくしまの中でもトップクラスの桃の産地として知られる湯野の地でプライドを持って栽培しています!ぜひ当園の桃を召し上がってみてください。」

新しい品種「さくや」のがデビューは本当に楽しみですね。毎年新たな挑戦をし続ける「伊桃園」、今後もますます目が離せません。

おすすめ商品

伊桃園では、桃は14種類を栽培しています。早生から極晩成種まで幅広く楽しめます。

「あかつき 」3キロ 3,000円~

伊桃園~サクランボとリンゴもある桃屋さん~

住所:福島市飯坂町湯野字新古屋4
問合せ:メール toto100million@gmail.com
主な取扱商品:桃 、サクランボ、リンゴ

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