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WINERY AZUMA SANROKU

期待と注目を集める福島市初のワイナリー

WINERY AZUMA SANROKU

期待と注目を集める福島市初のワイナリー。リリースからたった2年で日本ワインコンクール入賞を果たす実力派。現在は醸造所の敷地内の高台にセラードア(テイスティングルーム兼ショップ)を建設中。葡萄畑を見下ろし、福島盆地が一望できる新たな観光スポットとしても期待が膨らみます。

INTERVIEW

WINERY AZUMA SANROKU

2019年8月、あづま総合運動公園から車で5分、高湯温泉街道の手前、吾妻山の麓にWinery Azuma Sanroku(株式会社吾妻山麓醸造所)がオープンしました。福島市では初のワイナリーです。

福島を代表する実力派ワイナリーとして

醸造所に隣接する自社畑では約5000本のワイン用ブドウを栽培。収穫は来年以降とのことで、福島産ワインが誕生するのも間もなくです。現在は買い付けたブドウで醸造していますが、その醸造技術は確かなもの。醸造を担当するのは、カルフォルニア大学でワイン用ブドウ栽培と醸造について学び、エノログ(ワイン醸造技術管理士)の資格を持つ牧野修治さん。

左:醸造責任者 牧野さん、右:代表の横山社長

さらに牧野さんは、帰国後、山梨の某ワインメーカーで10年以上ワイン事業に携わってきました。そんなスペシャリストが代表の横山社長に出会い、福島でワイン造りをすることなりました。二人三脚でこれまで奔走してきましたが、なんと2021年醸造の白ワイン「シャルドネ」が日本ワインコンクールで銅賞を受賞。これは福島県のワイナリーでは初の受賞であり、最上位の受賞となりました。ワインリリースからたった2年でこの結果は快挙というほかありません。生産量こそまだまだですが、今後、存在感を増してくることは間違いないでしょう。

学生がデザインした福島市産りんご100%のシードル

シードルは福島市産りんご100%で醸造しています。さわやかな酸味が心地良い「つがる」と芳醇で香り高い「ふじ」を使い、 スッキリとした辛口のシードルは食前酒として人気があります。ワイナリーデザインのエチケットの他に、福島西高校のデザイン科の学生さんがデザインしたラベルもあります。

この取り組みは、シードルのリリース当初から続いており、今年で2年目。最初はデザインされた中から1つを選ぶ予定でしたが、「学生の素直な心と個性豊かなエチケットを1つに絞るのはもったいない、全部違ってもいいじゃないか」と2020年のふくしまシードルは12のラベルが揃いました。さらに今年は2デザインを採用。高校生のみなさんが毎年醸造所を訪ね、醸造の話や福島の未来について一緒に語り合う時間が生まれています。彼らが自分でデザインしたシードルを飲めるのは数年後ですが、そのことさえ、このラベルに込めた学生たちの想いが未来に続いているような気がします。

2021年リリースのシードル、福島西高生デザインラベル

ワインは人と人とをつなぐもの

代表の横山 泰仁(よこやま・やすひと)社長は、前職で医師と接することが多く、食事などに同席すると決まってワイン。お付き合いするにしても少しは知っておいた方がよいだろうと、ワインに関心を持つようになったそうです。さらに、研修旅行で訪れたヨーロッパでは、ワイン文化が普段の暮らしに根づいており、ワインを囲み人々が楽しく食事や会話をする光景が印象的だったといいます。そして、それは「ワインは人と人とをつなぐもの」と感じた瞬間でした。

その後、本格的にワイン用ブドウの栽培や醸造を学び、定年退職を機にワイナリーを設立。ちょうどその頃、福島は東日本大震災の影響で人々の心は沈み、かつての街の賑わいは跡形もありませんでした。「街に賑わいを取り戻したい、人々の心に明るい光を灯したい」そんな想いと重なるように、横山社長の脳裏にはヨーロッパでの感動が蘇ります。「生かされた命と思って、残りの人生をワインに懸けよう」とワイナリー事業をスタートさせました。

仙台出身の牧野さん。彼もまた被災地の悲惨な状況にさぞかし心を痛めていました。「僕は、これまでもワイン造りに関わってきましたが、やはり自分が想うワイン造りをしたい。それは『喜びの酒』なんです。落ち込んだ時や寂しい時に飲む酒というのもありますが、僕は喜びの酒を造りたい。笑顔の向こうに僕の造ったワインが並んでいる・・・それが夢です」といいます。そして、長年描いていた自分の夢に向かってやるならここだと、福島へ単身移住して来られました。この出会いはまさに必然、二人の想いが引き合わせたのでしょう。

そんなお二人がつくるWINERY AZUMA SANROKUのワインをぜひ、楽しんでみてください。

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