話を聞いた人:株式会社フルーツファームカトウ 代表取締役 加藤修一さん
酵素農法で育てた「吟壌果実」をブランド化
フルーツファームカトウの最大のこだわりは「土壌作り」。
代表の加藤さんは、農作物を作るのに最も必要なのは「健康な土」で、見えないその部分こそしっかり作っていけば、美味しい果物ができると考えています。
約40年、微生物の力を利用した「酵素農法」をモットーとし、土壌に対する徹底したこだわりから、土壌の「壌」を当てた独自ブランド「吟壌果物」を展開しています。
果物本来が持つ美味しさを届ける喜び
フルーツファームカトウの果物は、果実から甘い香りがあふれ出しています。農園からの帰り道、車の中が桃の甘い香りに包まれ、ずっとこの香りの中にいたいと思ったほど幸福感を感じました。
同様に、宅配便の果物の箱を開けた瞬間、果実のいい香りが漂うというお客様の声も多く、美味しさはもちろん果物本来の良さを届けられることが加藤さんの喜びにもつながっています。
自然災害は「世界全体」の課題
今春のひょう害は、フルーツファームカトウの果樹栽培にも大きな影響をもたらしました。
自然災害を一気に受けてしまう状況を少しでも回避するため、あちこちに農地を分散して管理しているため、被害の少ない畑もありました。
しかし、およそ2反のりんご畑のりんごは、ほぼ全滅状態。約40年果樹栽培に携わってきた加藤さんにとっても、これほどの被害は初めてという深刻な状況です。
加藤さんは、当時の様子を「頭を鈍器で殴れたような衝撃」と表現しています。
近年の異常気象や自然災害についてどう感じているかをうかがったところ、
「世界全体で根本的なところを本気で考えるときなのではないかと感じている」と加藤さん。
これは、農家だけの課題ではないと、警鐘を鳴らしています。
加藤さんからのメッセージ
オンラインショップでは、季節の吟壌果物(さくらんぼ・桃・りんご)が購入できます。
また、吟壌果物を使ったリンゴのお酒やりんごジュースなども通年を通して購入できます。
加藤さんからは「酵素農法で育てた旬のおいしい果物をぜひ召し上がってください」と。
独自ブランド「吟壌果物」へのプライドが生み出す、果物本来のポテンシャルを、どうぞご体感ください。
フルーツファームカトウ
住所:福島県福島市大笹生字水口50
問合せ:電話 024-557-8157
メール peach-f@farmkato.jp
主な取扱商品:桃「あかつき」3,500~8,300円 りんご「ふじ」1,700~6,200円 さくらんぼ「佐藤錦」3,780~7,560円、Ringo Madness(リンゴのお酒)・りんごジュースなど