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斎藤果樹園

「子供を育てるように果樹を育てる」二代目農家

斎藤果樹園

福島市飯坂町にある「斎藤果樹園」は、親子2代に渡り「桃」と「りんご」の生産・販売をしてる果樹園です。美味しい果樹を育むのに必要な要素、全てに恵まれた自慢の“気候と風土”を活かした栽培をおこなうと共に、障がい者就労移行支援事業も行い、農業の多様性・活性化の発展にも力を注いでいます。

INTERVIEW

斎藤果樹園

話を聞いた人:株式会社 斎藤果樹園 代表取締役 斎藤康之(さいとう やすゆき)さん。

果樹も人も環境が大事

親子2代に渡って果樹園の生産・販売を営まれてきた斎藤果樹園。「果樹も人も環境が大切」という斎藤さんはとにかく明るく穏やか。常勤2名、繁忙期には10名ほどとなるスタッフの方々も笑顔が絶えずエネルギッシュです。

全てに恵まれた自慢の「気候と風土」

福島市飯坂町に桃畑を3町強、りんご畑を1町弱と、合わせて4町強の面積で栽培をされている斎藤果樹園の果樹。桃は7月下旬から収穫が始まる”あかつき”を筆頭に、まどか・川中島白桃・黄金桃・かぐや・さくら白桃・CXと8種類もの品種を9月下旬頃まで栽培しています。

斎藤果樹園の果樹は、とにかく「美味しい」「香りが良い」とお客様から評判で、長年のリピーターや県外からの問い合わせも多いそうです。

どんな工夫をされているのか伺ってみると「当たり前のことを当たり前にやっているだけですよ。そもそも桃が素晴らしいんです。この里の気候と風土が既に恵まれているから、人間がコントロールするというよりは、植物の成長に合わせた手入れをしているだけです。子育てと一緒ですね。」と斎藤さん。

そう話す姿は、親が子どもの成長を信じて見守る姿そのもの。自然からの恵を活かしながら愛情をたっぷり注がれてのびのび育った果樹が、美味しくない理由がないですよね。

なるようになる。なるようにしかならない

近年の異常気象や自然災害についてどう感じているか伺ったところ「なるようになる。けれど、毎年こういうことが起きて良品が採れなくなるのであれば考えていかなきゃとは思います。」と斎藤さん。

今年の5、6月の雹被害において、桃には結果的にほぼ影響がなかったそうですが、りんごはほぼ100%被害を受けてしまったそうです。

深い傷から浅い傷まで、ほぼ全てのりんごに見受けられました。

りんごの収穫まではまだ少し時間があり「どうしていくかはこれからの課題。ですが震災の時などもそうでしたが、ピンチの時はお客様や仲間たちを始め、いつも周囲の方々に助けられ、乗り越えてきました。」と斎藤さん。

これまで幾度とない苦難を乗り越えてきた経験があるからこそ、後ろ向きな姿はどこにもありませんでした。

脱サラし農家に転身

この仕事のやりがいを伺ったところ「最初は農業をやるつもりはなかった」と斎藤さん。

果樹栽培に励む親の姿をみて育つも「農業はやりません!」と宣言し、最初はサラリーマンとして働き始めたそうです。ですが時々手伝う中で”農業の面白さ”を感じていき、36歳で脱サラ。

「自分達が一生懸命つくったものをお客さんが喜んでくれると、やっぱり嬉しいですね。また植物を栽培するやりがい、木を見ながら成長をサポートしていく面白さもあるんです。実は結果に過ぎないから、環境をつくっていくことが大切なんです。サラリーマン時代は、どこか責任がないままやっていた部分がありましたが、今は全て自分の責任。大変ですが、やりがいがありますね。」

また果樹園とは別に、ご自身の家族に知的しょう害のある方がいる経験から”障がいのある人たちの人生に貢献”というミッションを掲げ、障がいを持った方を対象にした就職をサポートする就労移行支援事業や放課後等デイサービス事業も展開されている斎藤さん。

そこに通う方々にも農業に関わってもらう機会を設けているそうで、地域の農業を福祉で担うというのも一つの視野に入れながら、これからの農業の多様性・活性化の発展にも力を注いでいらっしゃいますした。

斎藤さんからのメッセージ

「桃の美味しさの原点は、福島の気候風土。そしてスタッフ皆んなの穏やかな気持ちでつくられると思っています。是非、うちの桃を味わってみてくださいね。」

斎藤果樹園

住所:福島県福島市飯坂町中野字森31番地
TEL:024-542-7287
FAX:024-563-6963
メイン商品:桃・りんご

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